ハイレゾリューションモデル ウイングガンダムゼロ EW

 
ハイレゾリューションモデルのゼロカスです。
完成品のフレームに外装などを組み立てるタイプのプラモデルで、
バルバトスの第4,第6に続いて何故かゼロカスがラインナップ。アレンジ具合に惚れて飛びつきました。

 
金色のパーツと目は塗装済み。
また白と青の外装はグロスインジェクションで凄まじくテカテカです。
その所為かはわかりませんがお値段は高めで税込み12960円。サイズは1/100です。

 

 
写真では分かり辛いですが白一色の部分は一部グレーに変更されてて間延びしなくなってます。

 

 

 

 

 
頭は仰ぎ俯きともに良く動きます。
仰ぎはバックパックに干渉しますが、バックパックは下に下げることが可能なのでその時は下げとくといいですね。

 
顎を引いた状態でも横を綺麗に向けるので最高です。

頭−首間はボールジョイントと軸可動。
分解してないので間違ってるかもですが首−胴間はダブルボールジョイント。
これぐらいをデフォにしてくれると幸せですねぇ。

 
肩装甲の羽っぽい部分は閉じることが可能。ヴァイスリッターを思い出します。
垂れの部分は内側にはあんまり動かないですが(左装甲)、外側にはかなり回ります。(右装甲)

垂れの部分にも可動軸があって干渉を避けることが出来るようになってます。
見た目そのまま程度だと軽く前に上げられる程度ですが、(右装甲)
可動軸は二箇所あるので上に畳むことが出来ます。(左装甲)
正面側だけではなく背中側も同様の構造になってます。装甲の形状はちょと違ってます。


腕はだいたいほぼ真横まで開きます。
肘は二重関節。限界までいくと上の装甲が少し浮いてしまいます。

 
前腕部分は肘から先で回転可能。このギミックは地味に好きです。

 
前腕は青い装甲部分でも動くようになってます。
シールドのコネクタの展開用かな。

 
手首は根元がボールジョイントとC字ジョイント。
指は親指以外がまとまっていて交換するタイプ。穴が開いてるのはウチが固定用に開けたものです。

 
胴の左右ブロックが独立していて最大まで開くと左側のようになります。

別れた部分だけで4パーツ構成になっています。
フレームは各部ビス止めが結構多用されてて固定がしっかりしてます。
ただ部分によってはきつかったので調整はした方がいいかと思います。

 
かなり柔軟に動くのでSEED系の跳ね上げ式のような動きも十分可能です。
この胴の動きには思わずニッコリです。
まぁ違う方向から見たら胴がすごいことになってますが。

 
軸がずれてる部分を動かすことで大きく腕を前に出すことも出来ます。
バスターライフルの両手構えもあるしこれはありがたいですね。

 
胴は反りはいまいちですが屈みは優秀です。

 
横方向への傾きも可能。

腰の回転も可能ですが左右のグレーのパーツがかなり干渉するので
気をつけて動かさないと変に噛んだりするので注意が必要です。


フロントスカートは根元がボールジョイント+軸で左右に振れるようになっています。

 
サイドスカートはリアスカートに付いてる珍しいタイプ。
リアとサイドは共に軸可動のみの接続で、サイドはライフルの懸架ギミックのために大きく開くことも出来ます。

 
開脚や脚上げはこの程度。
腿でロールがありますが干渉がやや厳し目。

 
膝も二重関節。
膝装甲が動きますが手動で動かす必要があります。

膝立ちはかなり厳し目。股関節に何のギミックもないんですよね。
背中の重さ対策でしょうか。

 
爪先はバード形態のこともあってか伸ばす方はしっかり動きますが
反対方向にはほんとに先端部分が少し動くのみです。

接地性は限界でこの程度。
前後方向への軸で可動は問題ないんですが装甲の干渉でかなり動かなくなります。
まぁ背中重くて地上ポーズはきついし浮いてるイメージがほとんどなので良しです。

 
一部パーツが取れやすいので加工したのを一応紹介。

肩の垂れパーツ、穴に軸を刺して、元の軸は切り飛ばして穴開けて凹凸を逆転。
取り付けて肩パーツの裏側の飛び出てる軸に蓋を付けて接着して抜けなくしてます。

フロントスカートのフレーム部分の裏、段差を切り飛ばして軸にふたして接着、抜けなくしてます。


ちなみに装甲、フレーム共にかなりパッキリ割れやすいので加工する場合ニッパーでの切り方には注意したほうが良いです。

 
小羽の取り付け部分のフレームの軸(四角)を切り取って丸軸(十字)に。
隙間に適当に詰め物して丸に更に近づけてます。
撮り忘れましたが小バネ側は干渉するとこ切り取ってヘキサパイプを埋めてます。
ここ丸軸だと付けられる表情結構増えるんですけどねぇ。
大きい羽との噛み合わせがし易いようにしてるのかな。

小羽の小羽の接続軸がガッツリ丸軸で露出してたのが嫌だったので関節技小の接続に変更。
結構取れやすいし隙間使うほど動かせないので保持力強いほう使うべきでした。。。
しかしここの元軸、ホント見栄え悪いしここだけ合い悪くてゆるゆるだったりとなんか雑なんですよね・・・。


あと取り外しが難しいので撮ってませんが背面のウイング基部も取れなくしてます。
方法としては穴の側面に溝を掘って、軸を毛羽立たせて突っ込んでるだけです。

 
一部は取り外せなくなっているのと面倒なので半分だけ取り外せるとこだけ外したフレーム状態。

 
適度に外してラストシューティングの半壊状態っぽくするのとかも良いかもですね。

 
腹の白い部分があっさり折れたので取り外す時注意です。

ちなみに接着しているのは、
胸部下側の青い装甲、フロントスカート基部、リアスカート基部、頭部左右の青い耳、 です。胸部のやつはマジで取れ易すぎて無理です。

 

 
ツインバスターライフル

 

 
シールド

 
メタコンのシールドを見ると本来はアーリーモデルのデザインをベースにゼロのシールドの意匠を加えた物みたいですが、
こちらはゼロのものベースに今回のアレンジを加えたようなデザインになってます。
こっちのほうが立体的だしデザイン的にも好きですね。

 
両手構えの時の保持が絶望的に酷いのでライフル用持ち手は真鍮線で取れなく出来るようにしてみました。
ただこの付け方だと取り外しがめんどいです。

ライフルの保持はあと、指にある軸をグリップの溝に噛ますのですが
これだけだとまだ取れやすいので補助用のパーツを作ってみました。
使ったのは関節技のランナータグ。

 
こんな風にグリップにつけて周りの凹凸に噛み合わせることで保持具合を上げてます。
だいぶマシになりましたがまだ結構甘くてポーズ付けてると取れちゃう時があります。
細い部分あるので何回か取り外ししてると折れかけてるし。
メイン武器だしなんとかしたいですねぇ・・・。

 
背中が重いですが関節はしっかりしてるので脚だけで自立は可能です。

ゼロカスといえば羽のこともあって優雅なイメージですが、
この筋肉隆々なマッシブなアレンジは斬新すぎですね。。。最高。

 
アクションベース用のアダプタ・ジョイントは股下にあります。
これ、ガッチリしてるようでスタンド付けてる状態だと結構グリっと取れるので注意です。
飛行メインな機体だしバックパックとか後ろ側に取り付けられるようにして欲しかったですね。

 
手は握り手、平手、ライフル持ち手、ソード持ち手、が両手分付属。

非常によく動くのでかっこいいポーズもキメられるのですが、
アクションフィギュアのようにガシガシ動かすタイプではなく
1ポーズ1ポーズ可動部位を確認しながらじっくりと動かすタイプですね。
アクションフィギュアのような外見をしてますがプラモデルだしまぁと言ったところ。

 

 
ウイングのフレームはかなり自由度が高くて色々動かせるのが楽しいです。


見た目がだいぶ崩れはしますがこういうバクっと開く装甲は大好きです!



 
ウイング自体にもギミックたっぷりで大きく見た目を変えることが出来ます。

 
耳と胸部パーツを展開することでゼロシステム発動状態に。
分かり辛いですが胸部の左右のクリアパーツが露出してたりします。
悪くはないですが正直地味ですね。

 
メイン羽の上部が別れることで羽は全部でなんと6枚羽に。
すごいアレンジですね。。。

下側も各部展開可能。
左側のグレーのパーツの羽も展開してたりします。

 
伸ばしたあとは若干内側に回すことが出来るのですが微々たるものです。
小羽は全てボールジョイント接続ですが突入モードの時に合わさる側のぐらいしかまともには動きません。


後ろの羽は上げた後に下側をバクンと展開が可能。

 
動かすのは大変ですがホント抜群にかっこよくてですね。。。

 
欲を言えば羽は羽ばたくような動きができるとなお良かったですね。




ローリングバスターライフル

堪 ら な い



 


ターゲットロックオン


確認する。シェルターシールドは張っているな?

シェルターは完璧なんだな?

了解した。

 
ラストシューティングポーズもバッチリ。
でもこの両手構えのポーズはこのキット最大の難関だと思います。覚悟してください。

 
ライフルのグリップは展開、持ち位置を変更することで突き出した状態で持てます。
また後部ストック部分?がスライドで伸びるので胸部に合わせることが出来ます。

あとケーブルをバックパックの展開した部分とライフルに刺すことが出来ます。
これが結構バランス取りに役立つので両手持ちさせる時は付けといたほうが良いです。
他のポーズに対しては少し短いかな?長いの調達すればよかったなぁ。。。

 

 

 

 



 
シールドを装備して連結ライフルを片手持ち。

 

 

 
シールドにはしっかりと伸縮ギミックが。

 
マシンキャノンの展開も可能。
ゴッドガンダムのより強そう・・・。

 
後ろの羽の基部に付いてるサーベル柄を取り外してクリアの刃を取り付け。
刃は軽く反ってるタイプです。

・・・サーベルは撮影の時に初めて持たせましたがほとんど、ほぼ全くちゃんと持てなくて驚きました。
個人的にゼロカスのサーベルは結構どうでもいいんですがそれにしても酷すぎます。
このキット手首の仕様がほんとひどいです。

 

 

 
2本持てますがストレス2倍どころじゃないのでこんだけで。

 
シールドと一緒に装備すると騎士風でかっこいいのでもったいない。

 
ネオバード形態

あの羽で合うのか・・・と思ってたけど普通にカッコイイ。

 
シールドのデザインもいいし普通にいけます。

 

 

 
パーツが細かったりする分やや動かすのは多めですが、基本的には従来通りの変形です。
脚部の曲げ方とロックピンでわざわざ固定するのが珍しいかな?

ただバックパックが微妙で、説明書だとバックパックを後ろにずらすよう書いてますが
ずらすとライフルのストックが肩と干渉します。なので今回ずらしてません。
しかもずらした先で固定されないのでグラグラなんですよね。

またシールドはバックパックに接続するのですがかなり先端なうえに細い四角軸2つのみという怖さ。
見た目最高なんですがどうにもこの形態の処理は甘い気がします。

 



 
大気圏突入モード

見たまんまだし特に言うことないです。
この形態だと羽がボリュームありすぎでちょっと微妙ですかね。










はじめに撮っておくべきだったポーズ。
羽はしっかりパーツを組み合わせてるので内側の見栄えも良いです。

 
ライフルはサイドスカートにマウントできます。
個人的にもっとストック側で取り付けられると良かったかな。

 
ライフルの上部を展開することで手提げ状態に。
サーベル刃を銃口に刺すことが出来ますが、展示イラストにあったロングバスターランスですかね?
これがあるなら刃は真っ直ぐの方が良かったですねぇ。







以上です。

扱いが難しいキットではありますが抜群にかっこいいアレンジに
意外なほどにしっかりガッツリ動くフレームや可動部に大満足です。
それだけに手首の仕様は非常に残念ですが、それを差し引いても買って損はなかったですね。
個人的には見た目で買って間違いはないですがライフルの持たせ辛さだけは覚悟しときましょう。