HG ガンダム [BEYOND GLOBAL]

 
HGシリーズよりガンダム(RX-78-2)です。
今回はビヨンドグローバル版という名称になっており、
ガンプラ生誕40周年記念アイテムとなっています。

 
結構独特なバランスになってるお顔。

ヘルメットは懐かしのほぼ一体成型1パーツなんですが、
これって結局HGUCのニュー以外に使われたのかな・・・?

バルカンは恐ろしいことに色分けされてます。
メインセンサーも色分けされてますが赤色でシールはありません。
なおシールは今回、瞳のみです。

キットとして他の部分含めて結構細かいですが
対象年齢は8歳以上と他のHGと同程度だったりします。
角の安全対策もありますが今回は切り取ってます。

 
腕のグレー部分のアレンジが独特です。
本体カラーはやや淡い色合いになっていて、ちょうどMGガンダムのOYW版のようです。
あのカラー結構好きなので嬉しいです。

 
写真だと分かり難いですが太腿が太く、スネがかなり細いです。
公式のサンプル写真を見るとアニメのシーン再現が多いので
劇中のバランスがベースなのかもしれません。

 

 
バーニアがなんと取り付け穴そのままな造形に。
バックパック前後パーツの組み合わせだけで完成となります。

バーニアのパーツ分けってどんなスケールでも
異常に頑張ってる気がしますが、これには結構びっくりです。
試してませんが多分最近のエフェクトパーツの取り付け用も兼ねてなんですかね。

 

 
頭はボールジョイント接続で首部分で前後にスイング可能。
仰ぎはかなりいけますが俯きはほどほど。

また今回のビヨンドグローバルですが
今まで初代はいくつもキット化されてますがそれらと全く同じ構造や可動は
意地でも採用しないという信念すら感じるレベルで造りが独特です。

ほかスケールや機体では見たことあるようなものはあるので
確かに記念の集大成という感じは強いですね。

 
腕は胴体側の根本から大きく上に動きます。肘は二重関節。
腕の接続は腕側がボールジョイントなのですがやや緩めですね。
大きな武器はないので強度はそんなに必要ないですが、ビームライフルの重さにも負け気味なのは残念。

また胴体後部ごと前方向に腕を出すことができます。

 
前腕の袖口は独立して動くようになっています。
やや引き出せるほか、ボールジョイント接続なので傾かせたりもできます。
また手首もボールジョイント接続です。

 
胴体は青色の部分が持ち上がって前屈が可能ですが動きはやや弱めです。

 
腹の赤い部分は段ごとに分割されていて、横方向への傾きが可能です。
また腹と下半身の接続はボールジョイントです。

接地性込みの開脚限界はこの程度。
後述しますが接地性がやや弱めなのでこの程度ですが、開脚自体は真横までいけます。

 
フロントスカートはボールジョイント接続、
サイドスカートは広い面積の部分が別パーツ化されていて、そこで左右に開きます。

リアスカートは根本から大きく持ち上げることができるようになってます。
なお左右はくっついてます。

 
脚の根元は軸がずれたアームで接続されていて大きくスイングできます。
左右で独立しているので片脚だけずらしてみると大体一脚分ぐらいはずらせられるのがわかります。

なお動く範囲としてはグレーの内部メカ部分だけだと思いますが
フロントスカート基部はほとんど段差がないのそっちの方まで動かすことができます。

 
脚根本のロール部分では脚を内側に曲げることも可能。
ハイレゾのゴッドガンダムで使われてましたね。

 
膝は二重関節。内部のグレーパーツのボリュームが面白いです。

また肘やこの膝のマイナスモールドパーツは隙間がちゃんと抜けていて
グレーのパーツで埋められています。
普通の形状の分割やこういった色分けもですが
パーツの精度が凄まじくスルスルと組み合わさるのがすごかったです。
なんか普段のキットよりも精度良い気がしたのですが気の所為かな・・・?
もしくはダボの調整が絶妙なのかも。

 
足首は伸ばす方向も逆もよく動きます。
MGでよくあるアンクルアーマー根本の関節が採用されてるほか、
円筒状のパーツということもあってか左右でパーツ分割していてここでも回転が可能になっています。
意外となかった気がしますが結構効果的だと思うので今後も使ってほしいかも。

つま先は前後方向やや斜めに軸が接続されてるので接地性は問題ないように思いますが
残念ながらアンクルアーマーが干渉して動きは悪いです。
つま先側をやや引き出したり周りの関節をフル活用すれば多少は動きますが面倒です。

 
ビームライフル
専用の持ち手と手のひらのダボで接続。持ち手は右手のみです。
スコープが色分けされてますがピンが突き出てるのは珍しい気がします。

 
シールド
裏を見るとわかりますがすごい形状と分割で色分けされています。

 
腕との接続部分がまた独特。
マウントはなんと袖元のブロックにはめ込む形になっていて
引き出して隙間を開けてないと装着できません。
この部分のディテールというか形状がストッパーをはめ込む部分にもなっているのがまぁほんと特殊。

グリップ根本はなんと四角い形状になっています。
まぁ確かに真横か真下しか角度使わないからこの仕様は納得かも。
ただ接続パーツも含めてこの部分が厚いのはちょっと気になりますね。


前腕部分を回転させることで肘側の装着にも対応。
グリップは寝かせるとこんな感じです。

 
普通に立たせると独特なプロポーションですが
ポーズを取らせるとかっこいいです。

 
ちょっときついですがフォアグリップでの両手持ちも可能。

 
シールドはぐるっと反対方向に回すこともできます。
また左手のみ表情のついた平手が付属。

 
サーベルはグリップの着脱が可能。ビーム刃は2本付属。

 
ビームライフルはリアスカートにマウントできます。

 
穴が開いてるのでそのままスタンドを使用できます。
またシールドは腕接続用のジョイントを外すと
凸軸があるので背中にマウントできます。

顔は真正面からだとアレですが斜め下から見るのはかなりかっこいいと思います。
SEED系のあれに近いですね。

 

 

 

 

 


以上です。

個人的には足首の可動がかなりマイナスなのと、
プロポーションのアレンジもやや気になるところで完成後の出来はちょっと微妙です。

とはいえ独特な構造や色分けの仕方、
このサイズでの精度などプラモデルとしての魅力はかなりのもので
組み立ては非常に楽しかったので、組むとこメインでオススメですね。
RGほど行き過ぎず、構造や色分けなど今後のシリーズに活かして欲しいものです。