HG ガンダムエアリアル

 
2022年のTVアニメ新シリーズ、水星の魔女よりHGのガンダムエアリアルです。

カラーリングこそトリコロールでガンダム的ですが
頭部や脚部の大部分が曲面が多用されておりなかなかに独特な出で立ちです。

 
口のへの字がないタイプのガンダム。
劇中は目が大きくて優しい感じですがHGは細めというか
従来作品に近い感じで厳ついのでかっこいいです。

HGなのにバルカンのグレー、側頭部の黄色、顎の赤色と
このあたりが色分けされてるのがすごい。

 
胸部の形状と情報量がまたすごい。

 
胸部の上部にあるパーツのシェルユニットと言うクリアパーツは
新技術であるインモールド成形により内部が色分けされています。
裏を見ると色分けされてないのでわかりやすいですね。

 
通常のクリアパーツも付属しており、こちらはシールを裏面に貼ります。
このシールに関してもダブルサイドシールという粘着面に絵柄があるという特殊なものになってます。

何かのキットで見たことある気がしますがバンダイでは初?
非発光状態のシールを貼りましたが今回のレビューでは結局使いませんでした。

頭部や太腿、バックパックにもクリアパーツがありますがこれらもシール処理で
インモールド成形なのは胸部だけになります。
うーん主人公機だしそこは頑張ってほしかった感。

使い終わったあとですがシールの写真も。
っていうか交換可能なのは胸部だけなので
非発光状態を使っても全体で統一できないんですよね。。。
話題になった赤目シールもあります。

 
前腕がなんか可愛い気がする腕部。

なお肩上部のラインに貼るシールがあるのですが
改造でよく触れてたのか剥がれてきたのでもう全部取っ払いました。
前後と真ん中の3枚構成なのですがちょっと無理あるんじゃないかなという気もします。

 
腕もそうですが脛の真ん中だけ色が違うのは00系を彷彿とさせますね。
あとつま先の形状がすごく独特。

 

 

 

 
可動説明。

首は頭側と胴側がそれぞれボールジョイント接続。
胴側は前後接続なのが珍しいかも。

 
一部改修してるところがあるのでそこも紹介。

頭部はボージョイントと軸を別パーツにして引き出し可能に。
ただ軸があまり長く出来ずいまいち安定しないので
ダブルボールジョイントの方が良かったかなという感じ。

 
腕周り。よく動きます。
腕根本のグレーパーツがKPS素材なので
やや引き出すと動きが良くなるのですが
結構硬いためちょっと動かしにくいです。

ねじ切ったりしないように調整も考えたほうがいいかも。

 
腕根本のブロックは別パーツで上への跳ね上げや前方への可動も可能です。

ただ上面の面積が広くてなで肩気味に感じたので大きく切り取ってます。

 
腰は前後のボールジョイント接続で仰ぎはいまいち、
屈伸もいまいちだったので改修してそれなりに。

 
構造自体はキットのままで軸部分を伸縮できるような作りにしてます。

縦方向も結構伸びるようにしてますが、
見た目も考えるならお腹周りの白い部分をちょっとどうにかしないといけませんね。
面倒そうなので今は手を付けず。

 
前後接続なので捻るというか回す動きも可能。
腹と下半身部分で横方向の回転も可能です。

 
スカートはフロントが軸で前後可動、
サイドは挟み込みで上下可動します。

 
開脚限界。接地もほぼ追従できます。
つま先は前後のボールジョイント接続なのですが
アンクルガードがかなり干渉するのでこのレベルになると結構ギリギリです。

膝は2重関節。
真っ直ぐ伸ばす際に中間と脛側の前面のパーツが干渉することがあるのに注意かも。

 
足首もまた少し特殊で前後に振ることができる可動のみで左右方向の回転はできません。
個人的にこれは結構苦手かなぁ・・・。

 
また踵と爪先は別パーツなのでそれぞれの動きを合わせる必要があります。
なおつま先は先に書いたようにボールジョイントでやや角度を付けたりできますが
踵は軸なので回転のみです。

バックパックは取り外し可能で、背中は標準的な2穴仕様です。

 
ライフルとシールドのフル装備。

 
ビームライフル

これまた独特な形状。スコープのシールが白色なのもまた珍しい。

 
ビットステイヴを集めて構成されているシールド。
一部はシールですが大きい部分はほぼ色分けされてるのが嬉しいですね。

基部と言うか土台に集めるという作りになってます。
多分これはプラモ用の設定?
接続箇所は腕側面のみです。

 

 
劇中の戦闘は特殊なのが多かったので
こういう普通なポーズが新鮮というか珍しいというか。。。

 

 
地上はやや動かし難いので以降は浮かしで。

上で説明した足首の回転がないことやつま先の干渉の他に、
太腿も前面がガッツリ覆われててロールに制約があるので
下半身が基本的に動かしにくいんですよね。

スタンド用の穴は股下にあるのですが
お尻やバックパックにも穴があるので基本そっちを使ったほうが飾りやすいと思います。

 

 
ライフル用のビームブレイドの刃が付属。

 

 
ビットステイヴを展開。

流石にこれだけメインに使われていることもあってか
ビット用のスタンドも発売予定ですが
今回はコトブキヤのプレイングベースAを使用。

ジョイントが足りないので飾るのは適当に選んでます。
買い足しておけばよかった・・・と思いましたが
ジョイントを工夫して上下に配置すればいけなくはなかったとあとから気づきました。

 
余ってるのとついでにシールド基部も。

ただ一部のビットのピンは平たかったりそもそもピンがなかったりするので
全部飾るのは少々面倒です。

 
今作のメイン要素であるGUNDフォーマットを用いたものであるガンビットだけあって
劇中ではこれでもかというぐらい使用されて活躍してますね。

 
スタンドを出してくれるのはありがたいですが
下から棒で立てる以外も考えてほしいなという感じもします。
このブキヤのベースもかなり良いのですがもう一捻り欲しいというか足りないような。。。
まぁかといってドラグーンの頃のように水芸とかに戻られても困るのですが。

 

 
ビットステイヴを各部に装着してビットオンフォームに。

 
ライフルにも装着されていて砲身が伸びた感じに。
前腕に装着するものだけ左右別であとは左右対称でつけられてます。

 
肩のボリュームアップと青色が増えてるのが良いですね。
お尻のウイングっぽいのもシルエットが変わってよいです。

 

 
ビームサーベル

ライフルはアダプタを取り付けることで背中にマウントしたり出来ます。

 
そういえば最近のものにしては珍しく平手が付属しませんが
別売りのフライトユニットに付属するそうで。

 
ビーム刃は2本付属するので両手装備も可能です。


以上です。

新シリーズの主役機だけあって色々盛り込まれてるのが楽しいです。

ただまた紹介できればと思ってますがプロローグに登場のルブリスと比べると
プラモデルとしての出来としては何段階か落ちてるというか好みじゃないというか、というのが正直なところです。
機体的に当然色々違う部分はあるので仕方ない部分もあるとは思いますが。

まぁとは言えHGなのに色分けはほぼ完璧でシールはほとんどがセンサー部のみ、
可動も十分標準レベルではあるのでシリーズ一体目としては十分過ぎる出来だと思います。
(正確にはプロローグの2体がいますけど。)