スーパーロボット超合金 UCR-10/A(改造記録)


雑記に書いていたグラインドブレードの改造の詳しい内容を希望するコメントがありましたので
備忘録も兼ねて本体の改造も合わせて紹介する記事の作成となりました。
改造の参考に慣れれば幸いです。

一応、今はこの記事のみ単独で作って置いときますが、
改造後の本体のレビューを作った際にはそこからリンクで飛ぶようにします。


※なお、改造は自己責任で行なってください。



まずは本体側の改造から。
グラインドブレード保持のための本体改造は腰以降になります。

頭部の傾きの動きがいまいちに感じたので関節技ダブルボールジョイント小サイズのボールに交換。
軸は接着せず引き出せるようにしてます。
※ダブルボールジョイントの片方のボールの曲面を切り取って軸にしてしまえば
 引き出せる範囲が少しだけ増します。
 受け軸が一つ余ってしまうので勿体無い使用方法ですが割と使えるんでついやってしまうんですよねぇ。。。

 
頭部の受け側周りも軽く切り取ります。
右の写真の赤斜線範囲がそうです。右側のエリアが少ないですが軸で隠れてるだけで左右同じ程度切り取ってます。


手首も首と同じ加工を行なってます。保持力弱すぎます。
小サイズでは少しサイズが小さいのでボール部分を何度か瞬間接着剤(以下瞬着)で固めて大きくしています。

 
専用手首の割に材質が柔らかすぎて武器の保持がいまいちだったので少し対策してみました。
関節技系のランナーのタグを切り取って穴を開け、真鍮線で接続して取れにくいようにガイドを作ってやるといった内容です。

まずはガトリング用手首を上から見た場合。
色が違うのでどれが追加した部品かわかると思いますが、分かり難いとこには赤斜線入れときます。

 
雑記に載せたてた状態ではまだ不安定なのが少し嫌だったので更に囲ってみました。
あまり目立つ場所でもないし手首のディテールは殆ど無いですしね。


下の囲ってる板を付ける部分のみ、段差が軽く邪魔してたので切り取ってます。
ナイフ入れすぎた後が少しありますね。

 
バトルライフル用手首。

 

 
パルスマシンガン用手首。

 




グラインドブレードを装備した際に腰から結構崩れるので、腰の関節を付け直しました。
使用したのはロールスイングジョイントの大サイズの軸ずれタイプ。

 
大サイズを入れるには少しスペース不足なので角を削る必要があります。
ここはとにかく掘ります。


ジョイントを持ち上げた状態。
持ち上げた箇所に元の腰パーツが見えてることからわかるかと思いますが
ロールスイングジョイントの左右のパーツの水平方向の板(左右の板がくっつくとこ)は
まるまる切り取ってます。あそこって結構厚さというか奥行き?あるんですよね。

保持力がとにかく大事なのでボール部やジョイントの丸軸は固めに調整必須です。


上半身部分は穴を開けるのみ。
スライドする板があるので少し開けにくいです。
あと、ちょうど首の真下になるんで彫りすぎるとやばいので注意。

ここの軸は一応接着してたのですがやはり接着だけでは強度不足でもげました。
穴が深ければ長い軸でどうにかなりそうなのですがそれも無理ですし。。。
斜めから真鍮線で刺すとかしかないかな?


腰~下半身も何気にボールジョイントですが殆ど回転にしか動かない上に
上半身間のジョイントだけで十分事足りるのでタグを貼っていらない動きをしないようにしました。


改造箇所ではありませんが、リアアーマーが結構やわい装着方法+素材なので
腰を取る際に掴む位置には注意しましょう。
自分は上記の改造やってる時に弱らせて写真撮ってる時にポッキリやりました(笑)。
ジョイント作る程でもないし密着させて接着しとこうかな。


足首の回転軸が弱くてくるくる回って意外と立たせなくしてるっぽいのでここも改造。

受け側は金属軸をがっちり二重に囲んでて脚を左右に分解できなければ取れない代物で、
ウチのは左右に分解できなかったので、金属棒の周りに数カ所穴を開けて少しずつ抉り出していきました。

その後に埋め込んでるのはヘキサパイプの穴は中サイズのはず。

 
続いてアンクルガード側ですが、合金製なので簡単に加工できません。
とりあえず棒を刺すだけなのですがヘキサパイプとの接続部分以外で回るのを防ぐために
関節技系ランナーの外側ではなく中程にある、ちょうど十字型をした部分を切り取って使用します。

 
前後に軽い溝があるのでそこにハマるように。
イメージとしては右の写真の赤の点線のような感じで。かなり切り取ってるので面影ありませんが。

一応瞬着も多めに垂らして付けてて、とりあえずは取れなさそう。
なおこの十字ランナーは外側のランナーより径が小さいので瞬着でかなり太らせてます。
軸の形が歪なのはそのせいです。

足首の上下可動がイマイチなのでホントはなにか仕組みたいとこですが素材のせいで難しいかな。。。


続いてグラインドブレードの改造。
まずは背面装備の排気装置っぽいもののカバー開閉から。

 
左右の隙間からマイナスドライバーを突っ込んでグリグリグリッ!とやってれば取れます(力技)。
目立たないだろうからいいんじゃない?と前方から突っ込むと赤丸内のように抉れるので注意・・・。

 
取り外したあとの写真。
赤丸が元々の装着用の軸です。軸が結構奥でがっちり付けられてるみたいなので
折るしかないと思います。場所わかってれば地道にナイフで削るのもいいかもです。

上の黄丸が開閉用の軸の受けと穴です。

 
空洞に当たるまでひたすら削ってスペースを確保するのみ。
使用してるのはロールスイングジョイント小サイズのノーマルタイプ。
ボールジョイントの軸は接着しません。


軸を引き出しつつボールを倒していくと綺麗に展開できます。
意外と閉じる状態の位置がシビアなのでボールジョイント受け側の接着はちゃんと調整した後に。

 
グラインドブレード本体へ。
右の写真の赤丸で囲った部分は本来、アームのロックが外れて取り外すようですが
一体化してて作りなおすのも手間なのでそのまま保持アームとして利用させてもらうことに。

 
まず根本からとっていきます。
隙間にマイナスドライバー入れてあっさり取れましたが、接着具合は個体差あるっぽいので
楽できるかは運次第かも。

 
取り外したアーム側のパーツ裏。
軸穴が二つ(赤丸で囲った部分)あるのでピンバイスで掘ってこの接続してるパーツを取り外します。
取れれば別に掘る必要ありません。

 
大雑把ですが右の写真のような範囲で取れます。
接着し直してて取れないのでこれでご勘弁。

取り外した赤枠の方のパーツもたしか裏側の軸を掘って取り外します。

 
あとはロールスイングジョイント大サイズのノーマルを埋め込むのみ。
ボールジョイント受け側の上下左右の幅は十分なスペースがあるのですが奥行き(高さ?)がそれほどないので
下面を切り取るなどしないと駄目です。
左の写真中央部に若干穴が開いてるのが見えますがまぁこれはやりすぎです。
切り取り過ぎると保持力大幅に落ちるので注意です。この場合は左右を綺麗に囲ってるのでそれほど落ちないとは思いますが。

軸は穴開けて差しこんで接着するのみ。
すぐ貫通してしまうので掘り過ぎに注意。


本体とか全部つけてぐりんと回ってしまわなければちょうどいい保持具合だと思います。

 
次は本体上部の蓋(?)の開閉。
少し太めの軸で入ってるのみで接着はされてないはずなので
グリグリと根気よく動かせば撮れるはずです。

 
取り外したら元の軸は根元からカット。
関節技系のランナー軸にヘキサパイプ中サイズ(黄丸)を入れて、
中央ブロックの隙間にはめ込みます。

ランナー軸はこのスペースよりほんの少し長めにし、滑り落ちたりしないように。
ヘキサパイプは穴の内側を削って回りやすくします。
ヘキサパイプの回転に合わせてランナーも回ってしまわなけれOK。

 
カバーは元からある軸受を少し加工します。
ランナー軸が入る隙間を作ってやるのみです。はめたのが右の写真。
ヘキサパイプの軸は片方は完全に切り取って、もう片方は少し残しておいて、
カバーの元からある軸受の少し残ってるくぼみにはめ込むとうまく固定できます。

 
開閉はこんな具合に。

 
パーツの位置関係参考用に数枚。


雑記の方でうまく調整すればランナー軸は接着しないほうがいいかもと書きましたが
ひょんなことからずれてしまうもんなのでやっぱ接着はしたほうが良いかもです。


最後にブレードの伸縮改造です。

 
まずは分解ですが、左右のパーツを上部のパーツがつないでるため、
まずは上部のパーツを外します。

写真のようにデザインナイフといった細いものをボールジョイント接続してる側から入れ込み、
刃がこれ以上進めないとこまで入れます。
入れたら黄色矢印の位置のように奥の位置を押し上げるように刃をガタガタ動かします。
よほど接着がひどくない限りはこれで取れると思います。

パーツの端である赤色矢印の方で強く動かすと端のほうが欠けたりするので注意。

 
取り外した写真と、対応するダボと受け側を同色で囲ってみました。

 
続けて左右のパーツの取り外し。
正直ココが面倒というか怖いかも。接着具合によっては結構ひどいことになりそう。
ウチのは6つとも無事にいったのでまぁいけるとは思いますが。。。

何箇所かにマイナスドライバーを突っ込んでひたすらグリグリ。
下に載せてる軸位置を確認して一箇所ずつ確実に離しておくのが良いです。
端で力入れすぎてパーツを折ったりしないように注意。

 
分解図。
同色の円で付け位置が対応してます。二重丸は反対側の同位置にも同じピンがあるものです。

 
左右パーツの内、長い軸受があるパーツを参考に改造方法を説明します。
作業的にもこちらを使うのが楽なはず。

上部のパーツ用のダボの段差(赤丸)が突き出てるのでこれの下端をガイドとして利用します。

 
下端のラインを延長するため、前方の段差にプラ板を貼り付けて一直線のレールを作ります。(黄色枠)

既に取り付け済みですが、青色枠のがそうです。
ちゃんとダボ段差から一直線になるように、段差ができないように。(オレンジ色矢印とその線)


邪魔しないようにかつ綺麗に動くように緑色円の軸受けは綺麗に切り取って均します。
ただし右の軸受はレール終端の下端を担当するため完全に切りとるとブレードが垂れてしまいかねないので
ちゃんとレールの一部となるように一分を残します。

 
ブレード側にはレールを移動する板を取り付けます。
板は接着+二箇所の軸打ちでたぶん強度は大丈夫だと思います。
端っこを少し切ってるのは滑らかにレールを動かなかったからです。
つまらずに動くなら切る必要無いです。

 
上から見た写真。
プラ板はこれだと実はまだ少し薄いです。
少し触れると左右にブレるかな、って程度なのでこれで行ってますが。

もし厚さが足りなくて、でも足したり付け替えるの面倒、でもブレるの気になるって人は
右の写真の赤色斜線で囲ったようにプラ板をハの字に少し曲げてやると少し安定します。
不精な人用で付け替えるか足すのが一番ではあります。

 
このプレートの付け位置がめんどそうに見えますが実はそうでもなくて、
ブレードを一番収納した状態だと刃の間にあの長い軸受がハマる様になってます。

 
更に外側では段差ががっちりくっついてるので以外なほどしっかりしてます。

なので、先にプレートをレールの収納状態の位置(一番奥)にはめ込んでおいて、
表面に瞬着を塗布、ブレードをガイド通りにつけてプレートと接触させれば瞬着でくっついて
あとは穴を開けて真鍮線を刺すだけになります。
こちら側をやれば固定方法はもう出来てるも同然なので反対側も同じようにやります。

問題点は瞬着を垂らしすぎるとひどいことになるのと、
上述した薄いプレートだとプレートが少し奥に入ってしまってプレートとブレードがうまく接触しないとこ。


あまり意味ない写真な気がしますが、展開状態までスライドさせた場合です。

 
ブレードの収納、展開状態。


この程度の展開です。
プレート位置を調整すればもう少しは伸ばせる・・・かな?






以上です。

とりあえずはこれだけです。
また何かしたら都度追記したいと思います。
それなりに楽しい作業ではありますが正直完成品でこれはどうなのと思わざるを得ません。